充電式見えない自撮り棒 が INSTA360 の純正アクセサリーとして発売されました。
収縮時で 33cm と言うことで持ち運びに不便そうなので、そこまで魅力的ではなかったものの使ってみたところ気に入ったので、良かった点悪かった点を含めて紹介します。
主な仕様
長さ | 収縮時 33cm 伸長時 100cm |
重さ | 280g |
出力 | 5V/1.5A |
バッテリー容量 | 4500mAh |
充電時間 | 不明 |
防水性能 | なし。雨に濡れないようにしてください |
対応カメラ | INSTA360 ONE X2(ファームウェアアップデートが必要です) 注)ONE RS(R) はファームウェアアップデートで対応予定 |
付属品 | USB-C ケーブル |
価格 | 本家サイト 9190円(送料別) AliExpress 7394円(送料込 箱はボコボコ) |
本体備え付けのボタンは3つ

バッテリーボタン
自撮り棒内臓のバッテリーの残量を表示します。(カメラと接続時は常にバッテリー残量が表示されます)カメラと接続時の機能は特にありません。
電源ボタン
電源ボタンはカメラの状態によって役割が変わります。
- カメラの電源が切れている時
カメラを起動 - カメラの電源が入っている時
- 撮影モードが切り替え
- 標準写真
- 標準動画
- タイムラプス
- 長押しでカメラがシャットダウン
- 撮影モードが切り替え
- 録画中
カメラディスプレイのON/OFF
録画ボタン
録画の開始と停止を行います。長押しやダブルクリック機能などはありません。
カメラの装着と接続
カメラの装着には1/4ネジ(三脚ネジ)を用いますが回転式のダイヤルが付いているので楽に装着が可能になっています。

両端に USB-C 端子がついていますのでこれとカメラをケーブルで接続することになります。両端の端子の機能は同じですのでどちらか一方の都合の良い方へ接続してください。

カメラとの接続は付属のケーブルで接続するだけで完了
カメラの設定がないため簡単に使い始めることが可能です。(ONE X2 は最新のファームウェアに更新されている必要があります。ONE RS(R)は同じく後にファームウェアのアップデートで対応予定です)。
また、撮影後、 360°動画をリフレームする際にもレンズ保護使用時のような特別な設定は不要です。

自撮り棒自体の充電
ボタン脇についている USB-C 端子から行います。こちらの端子は「自撮り棒の充電専用」になっていますのでカメラの充電と操作は出来ません。カメラの接続中でも充電可能でした。

自撮り棒の底には1/4三脚ネジ穴が空いています。

バッテリー容量 安心感
INSTA360カメラ付属のバッテリー容量はそれぞれ下記ですので大容量バッテリーを装備していることが分かります。
自撮り棒とカメラを接続している間は常にカメラへ給電されているようです(この状態で充電ポートに電源を接続したところ自撮り棒自体の充電も同時に可能でした)。当初「給電停止」も選択出来た方が良いと感じていましたが「うっかり給電していなかった」ためにカメラ停止してしまう事故などを考えればこれで良かったと今は思います。
使ってみて感じたのが「安心感」です。普段であれば、きたるシャッターチャンスのためにバッテリーを温存すべく、こまめにカメラの電源は切り、撮影も最小限にとどめるよう努めていますが、これだと逆に「シャッターチャンスを逃す」ことの方が実際多いんですよね。
自撮り棒内臓のバッテリーは ONE X2 内臓のそれよりも 3倍近くの容量があるため「こまめに電源を切ったり」「録画をためらったり」する必要がありません。チャンスに備えて「カメラはスタンバイしたまま」撮りたい時に「躊躇わずに撮る」ことが安心してできるようになるため大事な瞬間を逃すことが減ると期待しています。
ONE X2 | 1630mAh |
ONE RS | 1445mAh |
ONE R | 1190mAh |
自撮り棒のバッテリーは一体型で取り外すことは出来ません。将来バッテリーがへたった場合もメーカー交換などは出来ないと思います。内臓バッテリーが完全に機能しなくなった場合に自撮り棒のボタンでカメラ操作が依然として可能かは不明ですがきっと出来ないだろうと想像します。ただなかなかそこまではならないと思いますし2、3年でなるとも考えられないのでその辺はあまり気にしないで良いと思います。
サイズ感

収縮時の長さが 33cm と決して携帯し易い長さではありませんが、いざ持ち出してみると意外な利点がありました。
伸ばさないでもそれなりに使えるんです
僕の場合は子供とお出かけした際に360°カメラを使うことがほとんどですが、子供と一緒だと荷物も増えがちですし抱っこなんかしていると棒の伸縮みたいに簡単なことでもなかなか出来なかったりしますが、この棒だと「なんとか握ってさえいれば」「それなりの距離感」が生まれるのでいい感じで子供が収まりますし、備え付けのボタンで録画開始が出来るので「撮りたい時に撮影開始」が出来て重宝します。
先日は雨の中、傘を差しながらでしたが「傘の柄の延長」のようにこの自撮り棒を持って、小さい子供が傘をさしながら歩いている姿を子供目線で撮影することができました。注)棒は防水仕様ではありません

まとめ
良い点
- 大容量バッテリーで安心して撮影可能
- 手元のボタンで電源・撮影操作が便利
- カメラ装着部のネジがダイヤル回転式なので脱着し易い
- カメラ側の設定不要で簡単に使い始められる
悪い点
- カメラとのケーブル接続が必須だけど別途持ち歩く必要がある。棒本体に装着できたら良かった
- 収縮時の長さが 33cm と携帯には不便
- バッテリーが完全にダメになったら使えなくなる(と思う)
- 録画ボタンで「電源切れ」時からの「一発撮影開始」が出来ると良かった
総じてとても気に入りました。普段持ち歩くことは難しいサイズですが、お出かけ時や、特に旅行の際は「大容量バッテリー」が旅先でのバッテリー切れの恐れから来る「撮影のためらい」をなくして思う存分 360°動画を撮影することが可能になると思います!
是非持っておきたい自撮り棒だと思います。
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