YouTube アップロード用の 360°動画を編集するにあたって Insta360 ONE RS LEICA360° モジュール で撮影した動画にぼかしを入れるべく、Insta360 Studio で insv を mp4 で書き出し、Davinci Resolve にてぼかし処理を入れ、改めて Insta360 Studio で開いたところリフレームが出来ませんでした。久しぶりの作業だったので忘れてしまっていましたが、編集したことで 360°動画 であることが認識されなくなってしまったようです。
動画を360°動画(VR動画)として YouTube や 動画プレイヤー に認識してもらうためにはそれを示す情報(メタデータ)が動画へ書き込まれている必要がありますが Davinci Resolve で編集した際に insta360 studo で書き込まれていたメタデータが消えてしまったようです。
ChatGPT に伺ったところ Davinci Resolve でもこのメタデータを書き込めるようですが僕の伺い方が上手くないのか、よくわからなかったためタイトルにもある「Spatial Media Metadata Injector」にメタデータを書き込んでもらうことにしました。
以前から使用している同プログラムですが mac M1 プロセッサになってから動作できなくなってしまっているようでした。そこで python で提供されている同プログラムを直接実行することにしたのですがこれまたスムーズには行かなかったので同じ課題を抱えている方のお目目に止まればとちょっとした記事を書くことにしました。
spatial-media-2.1/spatialmedia/gui.py
import tkFileDialog
import tkMessageBox
...
try:
from Tkinter import *
except ImportError:
print("Tkinter library is not available.")
exit(0)
上記を下記へ変更したところ起動に成功!
from tkinter import filedialog as tkFileDialog #python3
from tkinter import messagebox as tkMessageBox #python3
...
try:
from tkinter import *
except ImportError:
print("Tkinter library is not available.")
exit(0)
だけど結局だめした、非推奨になっている箇所を修正するまだあるみたい。


mac m1以降で初期インストールされている python のバージョン(3)では実行できない
GitHub に記載れているところを見るとどうやら python2 で実行されていたプログラムのようです。ネットを検索すると Tkinter 周りを修正すれば python3 でも動きそうな感じでしたが結局うまく行きませんでした
結果として pyenv(複数の python バージョンを切り替えて使えるバージョン管理プログラム)で pyp2.7.18(多分バージョン2の最終版)をインストールして実行することで目的を達成することができました。これが一番の近道かもしれません。ただこの方法でもダイアログが正しく表示されない不具合がありましたが目的である「メタデータの書き込み」は問題なく行うことができて insta360 studio でもリフレームが可能になったので良しとしました。

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